高麗神社をめぐって
6月17日・19日に世田谷区カイカ韓国語教室のイベントとして高麗神社巡りをして印象的だったのは
国指定重要文化財 高麗家(こまけ)住宅でした。
社の境内を巡りながら奥の方へ歩いていくと、矢葺屋根の住宅が目につき、
その住宅脇には樹齢400年を超えるシダレザクラが私たちを迎えてくれました。


高麗家は高麗神社の神職を代々勤めてきた旧家で、住宅は境内の隣接地にあります。
建築年代は、慶長年間(1596~1615)と伝えられています。
建築様式は古く、17世紀のもとであることは確実であると指摘されています。
この住宅を住まいとした高麗氏は、高麗神社の御祭神高麗王若光(こまのこしきしゃっこう)の子孫です。
現当主は、若光から数えて60代目にあたり、高麗神社宮司を務めています。
江戸時代には、近隣の子弟を集めて漢字塾と手習塾(寺小屋)を開いていました。
さらに、高麗神社の氏子の集会や、例祭で奉納される獅子舞の練習「猪子習い(ししならい)」などにも使用され、昭和29年(1954)頃までは社務所としての機能も果たしていました。


土間の奥に竃(かまど)が設けられ、天井には煙抜き野穴があります。
囲炉裏は床や土間に設けられた火を炊く場所で、暖房や照明の機能を果たし日常的な調理も行われていました。



唐箕(とうみ)、竃など韓国の田舎に行くと身近で見ることが出来る生活道具などが展示されてました。


日射の強い日でしたが、社の職員さんの案内で境内を巡り、高句麗の歴史・高麗王若光の渡来、高麗神社の創建の由来を得る事が出来できました。
次回は、高麗神社から徒歩約5分ほどにある高麗山聖天院勝楽寺をご紹介いたします。
お楽しみにして下さい。

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